Quartz, Papagoite & Kaolinite
Locality: Messina Mine, Messina District, Limpopo Province, South Africa
Size: 74mm x 54mm x 50mm
Weight: 136g
商品説明:
数々のパパゴアイト入りの一級ポイントの母岩になっていたと思われる、ワイルドかつ繊細な魅力が詰まったメッシナ産の素晴らしい標本です。カオリナイトや自然銅等と共に、全体の至る所に鮮やかなパパゴアイトが内包されています。
銅の産出で有名なMessina Mineは南アフリカの北端、ジンバブエとの国境を描くLimpopo Riverの南約10kmに位置する街、Messina(2003年に綴りの誤りを正す形でMusinaに改名)にあります。シャッタカイト(Shattuckite)やパパゴ石(パパゴアイト/Papagoite)、アホー石(アホアイト/Ajoite)等の鮮やかな二次鉱物のインクルージョンや、煌びやかな鏡鉄鉱を伴った水晶は見た目にもインパクトが大きく、コレクターに人気があります。その他にも多くの水晶がカオリン石(カオリナイト/Kaolinite)や自然銅、赤鉄鉱、緑簾石、緑泥石等を内包または付着させていて、これらの微細な内包物の層が無数に重なった美しいファントムや、巨大な両錐、ダイナミックなセルフヒールド等、ワイルドで見所の多い通好みの水晶が産出します。
各鉱物の特徴:
<水晶(クォーツ/Quartz)>
肉眼で結晶の形状が確認できる石英のことを水晶といいます。実際には様々な種類や形状がありますが、透明度が高く六角柱状で三角形の錐面を持つのが一般的です。
<パパゴ石 (パパゴアイト/Papagoite)>
アホー石(アホアイト/Ajoite)と同様、銅の二次鉱物で、その名はアリゾナ州のパパゴ族に由来します。蛍光色の様な明るい青から水色で、塊状や球状の集合体などで産出します。南アフリカのMessina Mineでは、シャッタカイト(Shattuckite)やアホー石と共に水晶に内包され人気を博しています。
<カオリン石 (カオリナイト/Kaolinite)>
アルミニウムと珪酸塩からなる白〜灰色の粘土鉱物で、薄板状の超微粒子の集合体や塊状で産出し、稀に水晶内にも球状や樹枝状に集合した姿が見られます。凝灰岩や花崗岩、長石等の風化や熱水変質により生じ、同じ化学組成のディッカイト(Dickite)、ナクライト(Nacrite)、ハロイサイト(Halloysite)とは肉眼での識別が困難です。本鉱物の名は、陶磁器で有名な中国江西省景徳鎮近くの高嶺(カオリン)で原料となる陶土が産出したことに由来し、和名を高嶺土とも言います。
パワーストーンとしての意味・効果:
<水晶(クォーツ/Quartz)>
水晶はその高い波動で私達の心身をよりクリアーな状態に導いてくれます。ネガティブなエネルギーを浄化し振動数を上昇させるとともに、他の次元と繋がり易くさせる働きもあります。
<パパゴ石 (パパゴアイト/Papagoite)>
優しく落ち着いたエネルギーで喉と眉間のチャクラを開き、愛と明晰さを持ってスムーズに意思を言語化できる様助けてくれます。また、楽観性や寛大さを育むと共に大切な人達との絆をも深めてくれるそうです。
<カオリン石 (カオリナイト/Kaolinite)>
己の道を追求し続ける勇気を与え、また倒れそうな時には支えとなる同情や慰めを与えることで、スピリチュアルな成長の過程における大きな障害や試練を乗り越えるのを助けてくれます。また人生における問題を消化して心の交通整理をアシストしてくれます。外部からの望ましくない影響やコントロールを取り除いたり、透聴能力を向上させる働きもあるそうです。
▲▼ 大振りな結晶の組み合わさった残骸の上に、二次成長的にクリアで微細なポイントが大量発生していて、大変美しく煌めいています。
▲▼ 新たな命の芽吹きを感じさせるかの様に、細かなポイントが全体をキラキラと覆っていて感動的ですらあります。
▲▼ トップ画像正面を底面にした横置きでの画像です。大迫力のボリュームに無数のポイントの流線、そして切り取られたポイントの断面に浮かぶ大量の鮮やかなパパゴアイトが非常に印象的です。
▲▼ マクロから観るグロテスクでワイルドとも言える荒々しい格好良さと、氷柱の様な無数のポイントの繊細で輝かしい美しさとが対照的で何とも味わい深いです。そして何よりも映えるパパゴアイトの存在感の凄まじさに只圧倒されます。
▲▼ カオリナイトと混ざり合っているためか、フックサイト(Fuchsite)の様な色合いでたくさんの細かなポイントの中にファントムが入っています。
▲▼ この標本に威厳を添えるネイティブコッパーの赤黒さも、非常に迫力があって格好良いです。
▲ 小さなニョロニョロの様なファントムも実に可愛らしいです。
▲ パパゴアイトが今にも溢れて滲み出て来そうです。毒々しいまでのペンキの様な色合いは本当に独特です。
▲▼ 全体どこを取っても無駄の無い非常に充実した標本であることがわかります。パパゴアイト抜きでも最高に楽しませてくれる逸品です。
▲▼ きっと大変美しいパパゴアイトのファントムの入ったポイントが林立していたことと思われます。個人的にはポイントだけよりもずっとこちらの方が楽しめますが、ポイントが全て付いていたら間違いなく恐ろしい価格になっていたことでしょう。
▲ 飛沫を上げて流れゆく川の様なこの細かなポイント群の流線が大好きです。
▲▼ 切り取られたポイントの断面以外、本当にほぼ全面が生きた結晶になっているという素晴らしい充実度です。下画像、シャキシャキの霜が降りた銀世界の様に細かなクォーツが煌めいています。
▲▼ 鉱物ならではの美しさと迫力、そして驚きのたくさん詰め込まれた理想的な標本だと思います。個人的にもどツボで奇跡的に全てに満足のいく珍しい逸品です。