Fluorite & Quartz
Locality: Huanggang Mine, Hexigten Banner, Ulanhad League,
Inner Mongolia Autonomous Region, China
Size: 48mm x 44mm x 28mm
Weight: 64g
商品説明:
所々ブルーの入った無色のフローライトに、セプタークォーツのツノが生えた様な、内モンゴルらしい個性的な標本です。随所にギラつくアーセノパイライトや、不明瞭な輪郭を描くフローライトのボコボコ具合もたまらなく格好良い名標本です。
※当標本は産地又は鉱物の特質上、成分中に砒素を含む毒性の高い物質の付着している場合がございます。念のため火気や水気等を含む高温多湿を必ず避け、自己の責任においてお子様の手の届かない冷暗所に厳重に密封の上、保管・管理くださるようよろしくお願い申し上げます。セージや水洗い等もお控えください。
各鉱物の特徴:
<蛍石 (フローライト/Fluorite)>
フッ化カルシウムを主成分とするハロゲン化鉱物で、立方体や八面体、十二面体などに結晶し、花崗岩や熱水鉱脈に石英や方解石、電気石、雲母等を伴って産出します。純粋な蛍石は無色透明ですが、希土類元素の含有により通常は緑や紫、黄色、ピンク色などをしています。微量に取り込まれたイットリウム、イッテルビウム、有機物などにより、紫外線を照射すると蛍光するものもあります。美しい累帯構造が見られることでも人気です。
<松茸水晶(セプタークォーツ/Scepter Quartz)>
いったん成長した水晶の頭部に、それを下地とする新しい水晶が二段階に成長すると、松茸や王笏のような形状になることから、このように呼ばれます。また逆に、二段階目の成長部分にあたる先端が下地より小さくなっているものはリバース・セプター(Reverse Scepter)と呼ばれています。
<硫砒鉄鉱 (アーセノパイライト/Arsenopyrite)>
銀白色〜鋼灰色の金属光沢で、菱形の板状や柱状の自形結晶として、また塊状、粒状でも産出する砒素と鉄の硫化鉱物です。酸化により表面に虹が出たり真鍮色に変化したりしますが、産地によっては銀白色を保つものもあるそうです。接触交代鉱床や熱水鉱床、気成鉱脈などに広く産出します。硫砒鉄鉱そのものは有毒ではありませんが、念のため手に触れた場合にはすぐに洗浄するようにしてください。
パワーストーンとしての意味・効果:
<蛍石 (フローライト/Fluorite)>
精神や肉体、感情、魂のシステムに秩序と安定をもたらすことで、ネガティブなエネルギーやストレス、心身の不調和を浄化して取り除いてくれます。またマインドの陰陽のバランスを整えて直感力と集中力ならびに客観性と中立性を高め、より高次の世界への親和性を促進します。宇宙のエネルギーを肉体に取り込むのを助け、グラウンディングを安定化させる働きもあるそうです。
<松茸水晶(セプタークォーツ/Scepter Quartz)>
セプタークォーツは、アトランティスやレムリアの時代に高僧達によってヒーリングの儀式で用いられていたとも言われており、第六から第七チャクラを中心に開花させることで、古代の叡智や高い波動とのチャネリングを可能にしてくれます。ハートに優しいヒーリングのエネルギーを送り、我々の傷を癒し波動を上げてくれると共に、煮詰まった認識や意識を刷新・成長させて世界を再構築するのを手助けしてくれる、これからの時代に必要とされる石です。
<硫砒鉄鉱 (アーセノパイライト/Arsenopyrite)>
物質世界において自分の愛する者や所有物、財産、身の安全等を守るのを手助けしてくれる、守護力の強い石です。力を集める性質があるので集中力を高めたりグループワークのサポートにも有用な他、過去の努力や決断が実を結ぶのを助ける効果もあるそうです。感情的な重荷を整理し、意識的には気付いていない自分自身の望みを知るのを手伝ってもくれます。
▲▼ 二本のツノと下っぷくれの横顔との組み合わせも意外と可愛げがあります。
▲▼ 背面側は干渉も多く、良い塩梅のボコボコさ加減です。
▲▼ 左側のツノは当産地らしい積み重なったセプターが迫力たっぷりに伸びています。フローライトには所々青い筋が入っているのが確認できます。
▲▼ こちら側は虫に喰われた様になっていて、後発的なクォーツの微細な結晶や、アーセノパイライトが散りばめられています。下画像、フローライトの正面の面構えもなかなか格好良いです。
▲▼ 激しく侵蝕された背面側も、ワイルドで非常に格好良いです。細かなアーセノパイライトがたくさん見受けられます。肉眼のみでの判別はできませんが、当産地のフローライトとの共生はレーリンジャイト(砒鉄鉱/Lollingite)の可能性も大です。
▲▼ 底面です。以下、横置きでの四方向からの画像です。
▲▼ 短波でフローライトがやや黄色っぽく蛍光する部分があります。
▲▼ 類稀な躍動感と迫力、そして可愛げと格好良さの同居する非常に愛着の湧く珍標本です。