Quartz, Spessartine & Albite
Locality: Skardu, Skardu District, Baltistan, Northern Areas, Pakistan
Size: 93mm x 90mm x 65mm
Weight: 368g
商品説明:
純白のアルバイトの岩壁彫刻が迫力たっぷりに広がる母岩から、ややスモーキーなポイントがワイルドに突き出ていて、さらにその上に美しいエッチドスペサルティンが散りばめられた、緻密な美しさと力強い野性味が同居するパキスタン産の非常に格好良い標本です。
各鉱物の特徴:
<煙水晶(スモーキークォーツ/Smoky Quartz) - SiO2 / Trigonal - >
水晶中のアルミニウム・イオンが放射線に反応することにより、このように茶色又は黒っぽい色になります。この原理を利用した人工着色のものもありますが、いずれも安全性の面で問題はありません。こちらは天然の煙水晶です。光を透過させない程に黒い煙水晶はモリオン(黒水晶/Morion)とも呼ばれています。
<満礬柘榴石(スペサルティン/Spessartine) - Mn2+3Al2(SiO4)3 / Isometric - >
マンガンとアルミニウムを主成分とする柘榴石で、変成を受けたマンガン鉱床や火成岩、花崗岩やそのペグマタイト中に二十四面体や十二面体の自形結晶や塊状、粒状等で産出します。端成分に近いものは黄色〜橙色で、ペグマタイトや流紋岩中で鉄礬成分が増すと赤褐色、苦礬成分が増すとピンク色味を帯びます。アルミニウムを一定成分とするパイラルスパイト(Pyralspite)系に属し、同じく苦礬柘榴石(Pyrope)や鉄礬柘榴石(Almandine)と連続固溶体を形成します。
<曹長石 (アルバイト/Albite) - Na(AlSi3O8) / Triclinic - >
ナトリウムを主成分とし、花崗岩、流紋岩やペグマタイト等に含まれる斜長石です。板状や塊状、粒状、短柱状などで産出します。白や透明の薄い板状のクリーブランド石(Cleavelandite)や、長柱状のペリクリン(Pericline)などいくつかの種類があります。
パワーストーンとしての意味・効果:
<煙水晶(スモーキークォーツ/Smoky Quartz)>
全てを優しくほぐし、柔らかなグラウンディングを促してくれる石です。思考や感情の過活動状態や鋭利さを和らげ、穏やかさと静けさを取り戻させてくれます。内外のネガティブさや様々なエネルギーの影響を緩和する衝撃吸収剤のような保護力もあります。
<満礬柘榴石(スペサルティン/Spessartine)>
スペサルティンはその高い周波数で我々の高次のボディや他の石等の、様々なエネルギー体の振動を増幅させてくれます。この石に惹き付けられたということは、意識がより高次の成長と新しい内的構造へと向かう準備が整ったということを示しています。他者の助けとなることや、分析や発見、研究等の論理的な仕事もサポートしてくれるそうです。
<曹長石 (アルバイト/Albite)>
マインドに明瞭さを与えるとともに、未知への恐怖を軽減し行動力や自信、意志の強さを持たせる頼もしい石です。人のエネルギーを敏感に察知できるよう第三チャクラにも働きかけ、人間関係や状況がうまく循環するように気配りや協調性の質をも上げてくれます。
▲▼ 純白のアルバイトとグレーのクォーツ、そして濃厚な赤味を帯びた橙色という、数奇な色彩の組み合わせがとても刺激的です。
▲▼ 母岩もポイントも実に力強くてワイルドです。
▲▼ こちらのポイントには非常に美しい色合いと蝕像模様が楽しめる大きなスペサルティンが二つと、その残痕の断片やごく小さな結晶がいくつか見られます。
▲▼ ややカテドラル状に成長した、とても見応えのある格好良いポイントです。
▲▼ 干渉やエッチングの影響を受けた独特の質感のポイントに、スペサルティンの深い色合いと特異な造形が非常に良く映えます。
▲ 根元側はリバースセプターの様に段階的に先細った両錐になっています。個人的にはこの辺りの造形がとても好きです。
▲▼ ほぼ同じ様な形状をした小さい方のポイントにも立体的なスペサルティンが乗っています。こちらのポイントにはいわゆるホットスポットと呼ばれる黒い斑点が見受けられます。
▲▼ こちらのポイントも非常に味わい深くて格好良い造形をしています。
▲▼ アルバイトの結晶模様にも素晴らしい迫力と造形美を感じます。
▲▼ スペサルティンのエッチングによるステップ状の結晶模様が贅沢に堪能できます。独特の立体感と存在感がたまりません。
▲▼ こちらの結晶も透明感が強く、赤味の強い深い橙色が非常に美しく輝いています。割れた様な造形も面白いです。右下にも小さくて綺麗な結晶が付いています。
▲▼ 小さい方のポイント上のスペサルティンです。接地面以外の全ての角度から立体的な蝕像模様が贅沢に楽しめます。
▲▼ 大きな三つのスペサルティンの結晶が、それぞれ三者三様の個性を持っていて面白いです。全体的にも見応えと迫力があって、クォリティの高いとても良い標本だと思います。