商品説明：
　真っ白な透閃石から透明感のある薄緑の緑閃石まで、宙に舞い上げられた様に混在し内部に漂う、山梨県バッタリ鉱山産のスリムな水晶ポイントです。糸の束の様に放射状に長く伸びた純白の透閃石が非常に印象的な、見飽きることのない素晴らしい標本です。

各鉱物の特徴：
＜水晶(クォーツ/Quartz)＞
　肉眼で結晶の形状が確認できる石英のことを水晶といいます。実際には様々な種類や形状がありますが、透明度が高く六角柱状で三角形の錐面を持つのが一般的です。
＜透閃石(透角閃石・トレモライト/Tremolite)＞
　緑閃石(アクチノライト/Actinolite)および鉄緑閃石(フェロアクチノライト/Ferroactinolite)と固溶体を形成し、鉄分の含有率が増えるにつれて黄緑から緑色の色調が濃くなり、緑閃石や鉄緑閃石へと繋がります。結晶は無色から灰色の短柱状、葉片状、針状、繊維状、塊状などで、接触変成岩や広域変成岩、超塩基性岩中に産出します。無色や純白の繊維状集合体はグラマタイト(Grammatite)、微量のマンガンに起因するピンクのものはヘキサゴナイト(Hexagonite)という宝石名も有しています。
＜緑閃石(透緑閃石・アクチノライト/Actinolite)＞
　淡い緑から濃い緑色の柱状、針状、繊維状の結晶集合体で、変成岩中に広く産出する角閃石の一種です。透閃石(トレモライト/Tremolite)のマグネシウムの一部が鉄に置き換わると緑閃石になり、鉄がマグネシウムを上回ると鉄緑閃石(フェロアクチノライト/Ferroactinolite)となります。透閃石や緑閃石の繊維状集合体の緻密な塊状になったものは軟玉(ネフライト/Nephrite )と呼ばれ中国で愛好されていました。

パワーストーンとしての意味・効果：
＜水晶(クォーツ/Quartz)＞
　水晶はその高い波動で私達の心身をよりクリアーな状態に導いてくれます。ネガティブなエネルギーを浄化し振動数を上昇させるとともに、他の次元と繋がり易くさせる働きもあります。
＜透閃石(透角閃石・トレモライト/Tremolite)＞
　他人とのコミュニケーションやコンタクトを促進し、特定の人及びその魂を近くに呼び寄せる力があるそうです。また人や環境のエネルギー的な鋭利さを和らげ、吸収し、混乱を収めてバランスを整える働きがあります。この石には地球のエネルギーが宿っているため、場所や環境、神聖な存在の有無によってさらなる力を発揮するとも言われています。
＜緑閃石(透緑閃石・アクチノライト/Actinolite)＞
　ハートとエネルギーボディを拡大し上と繋がり易くすることで、シールドとアンテナを強化してくれます。ネガティブなエネルギーを取り除いたり、その進入を防いで、心身と魂のバランスを整えてくれる他、直感や創造性、自尊心を高め、物事のベストなタイミングや新たな方向性をキャッチできるようにエネルギーを調節してくれるそうです。

▲▼　全体的に微細な透閃石が広くぎっしりと内包されていて、トップ下部には黄色味を帯びたものや透明感のある緑閃石が大量に漂っています。

▲▼　中腹部の長い透閃石の束は目の覚める様な美しさです。

▲▼　白、黄色、緑と旋風に巻き上げられたかの様にごちゃごちゃに混ぜられています。

▲▼　良く見ると黄色の透閃石をアーチ状に囲むようにして緑閃石がファントムを形作っています。

▲▼　ポイント下部は真っ白な透閃石が吹雪の様に隙間無く舞っています。

▲▼　以下、中腹部のアップ画像です。短めの結晶がほとんどですが色合いも賑やかで見飽きません。

▲▼　長く伸びた純白の透閃石の束が衝撃的ですらあります。周りを漂う内包物により曇って見えるのがまた味わい深いです。

▲▼　内部の抽象芸術的な景色と同様、和風テイストで侘び寂びのあるシャープな造形もとても美しいです。内包物を観察するのが本当に楽しい標本です。