Quartz, Fluorite & Manganoancalcite
Locality: Huanggang Mine, Hexigten Banner, Ulanhad League,
Inner Mongolia Autonomous Region, China
Size: 47mm x 22mm x 19mm
Weight: 17g
商品説明:
セプター状のクォーツの半身に、無色透明のフローライトと仄かにピンクのマンガノカルサイトが乗った、とても贅沢な内モンゴル産の標本です。各々はシンプルで控え目ながらも、それぞれの魅力が絶妙に引き立てられてた、素晴らしいコラボレーションを堪能できる傑作です。
※当標本は産地又は鉱物の特質上、成分中に砒素を含む毒性の高い物質の付着している場合がございます。念のため火気や水気等を含む高温多湿を必ず避け、自己の責任においてお子様の手の届かない冷暗所に厳重に密封の上、保管・管理くださるようよろしくお願い申し上げます。セージや水洗い等もお控えください。
各鉱物の特徴:
<松茸水晶(セプタークォーツ/Scepter Quartz)>
いったん成長した水晶の頭部に、それを下地とする新しい水晶が二段階に成長すると、松茸や王笏のような形状になることから、このように呼ばれます。また逆に、二段階目の成長部分にあたる先端が下地より小さくなっているものはリバース・セプター(Reverse Scepter)と呼ばれています。
<蛍石 (フローライト/Fluorite)>
フッ化カルシウムを主成分とするハロゲン化鉱物で、立方体や八面体、十二面体などに結晶し、花崗岩や熱水鉱脈に石英や方解石、電気石、雲母等を伴って産出します。純粋な蛍石は無色透明ですが、希土類元素の含有により通常は緑や紫、黄色、ピンク色などをしています。微量に取り込まれたイットリウム、イッテルビウム、有機物などにより、紫外線を照射すると蛍光するものもあります。美しい累帯構造が見られることでも人気です。
<方解石(カルサイト/Calcite)>
最も広く産出する炭酸塩鉱物で、結晶の形は菱面体、犬牙状、六角柱状、釘頭状、板状、葉片状などと多様です。色も無色や灰白色に始まり鉄分を含んだ黄色やマンガンの入った蛍光性を持つピンク、青、緑、黒等と実に多彩です。有名な複屈折や、菱面体に割れる三方向に完全な劈開、塩酸で発泡して溶けることなどで容易に識別できます。
<硫砒鉄鉱 (アーセノパイライト/Arsenopyrite)>
銀白色〜鋼灰色の金属光沢で、菱形の板状や柱状の自形結晶として、また塊状、粒状でも産出する砒素と鉄の硫化鉱物です。酸化により表面に虹が出たり真鍮色に変化したりしますが、産地によっては銀白色を保つものもあるそうです。接触交代鉱床や熱水鉱床、気成鉱脈などに広く産出します。硫砒鉄鉱そのものは有毒ではありませんが、念のため手に触れた場合にはすぐに洗浄するようにしてください。
パワーストーンとしての意味・効果:
<松茸水晶(セプタークォーツ/Scepter Quartz)>
セプタークォーツは、アトランティスやレムリアの時代に高僧達によってヒーリングの儀式で用いられていたとも言われており、第六から第七チャクラを中心に開花させることで、古代の叡智や高い波動とのチャネリングを可能にしてくれます。ハートに優しいヒーリングのエネルギーを送り、我々の傷を癒し波動を上げてくれると共に、煮詰まった認識や意識を刷新・成長させて世界を再構築するのを手助けしてくれる、これからの時代に必要とされる石です。
<蛍石 (フローライト/Fluorite)>
精神や肉体、感情、魂のシステムに秩序と安定をもたらすことで、ネガティブなエネルギーやストレス、心身の不調和を浄化して取り除いてくれます。またマインドの陰陽のバランスを整えて直感力と集中力ならびに客観性と中立性を高め、より高次の世界への親和性を促進します。宇宙のエネルギーを肉体に取り込むのを助け、グラウンディングを安定化させる働きもあるそうです。
<方解石(カルサイト/Calcite)>
種類にもよりますが大まかな傾向としては、滞ったエネルギーを流動的にすることで、自己に安定と信頼をもたらしてくれます。明晰さと集中力、吸収力を与えてくれるので論理的思考力を使う活動に向いています。また精神と肉体のバランスを取り、微細な領域での感覚を鋭敏にします。
<硫砒鉄鉱 (アーセノパイライト/Arsenopyrite)>
物質世界において自分の愛する者や所有物、財産、身の安全等を守るのを手助けしてくれる、守護力の強い石です。力を集める性質があるので集中力を高めたりグループワークのサポートにも有用な他、過去の努力や決断が実を結ぶのを助ける効果もあるそうです。感情的な重荷を整理し、意識的には気付いていない自分自身の望みを知るのを手伝ってもくれます。
▲▼ クォーツの真ん中辺りにマンガノカルサイトが、根元には無色透明のフローライトが付いています。全体にも所々それぞれの小さな結晶が付着しています。
▲▼ クォーツの根元からフローライトの内部まで、微量のアーセノパイライトも見られます。
▲▼ 水晶表面の皺の様に刻まれた窪み模様が、味わい深くて魅力的です。
▲▼ 底面は滑らかな断面になっていますが、カルサイト等の干渉によるものかもしれません。下画像、カルサイト上に柱面の無い小さな両錐のクォーツが所々散らばっています。
▲▼ シャープでクリアな無色のフローライトです。吸い込まれる様なミステリアスな魅力を持った不思議な質感です。
▲▼ クォーツとフローライト、アーセノパイライトの織り混ざった結晶模様の個性的な景色です。下画像、柔らかな質感のカルサイトにほんのりと上品にピンクの色合いが浮かんでいます。
▲▼ 紫外線長波による蛍光画像です。カルサイトの優しいピンクが印象的です。
▲▼ 短波による蛍光画像です。カルサイトの情熱的な赤味とフローライトの妖艶なブルーが非常に魅力的です。