商品説明：
　宝石の様に美しく透明なスモーキークォーツに、黄金色の繊維状エピディディマイトが贅沢かつダイナミックに内包されています。エジリンも良いアクセントになっていてとても素晴らしい標本です。
　白、シルバー、ゴールドのエピディディマイトが、繊維状や針金のような板状で大量に内包されています。内包物の多さで見落としがちですが、このスモーキークォーツ自体もとても透明度が高く美しい色合いです。エジリンや根元に付着する小さなポイントもとても良い一味を加えていて、このスモーキーをさらに特別なものにしてくれています。エピディディマイトの密集する部分は黄金の光のシャワーのようで、感動的ですらあります。激しさと美しさを兼ね備えた芸術的な一品です。

各鉱物の特徴：
＜煙水晶(スモーキークォーツ/Smoky Quartz)＞
　水晶中のアルミニウム・イオンが放射線に反応することにより、このように茶色又は黒っぽい色になります。この原理を利用した人工着色のものもありますが、いずれも安全性の面で問題はありません。こちらは天然の煙水晶です。光を透過させない程に黒い煙水晶はモリオン(黒水晶/Morion)とも呼ばれています。
＜エピジジム石(エピディディマイト/Epididymite)＞
　ベリリウムやナトリウムを主成分とする斜方晶系の鉱物で、ユーディディム石(ユーディディマイト/Eudidymite)と同質異像の関係にあります。色形共にヴァラエティに富むため混乱を招くことが多いようですが、無色透明、白、灰、黄、青色などの平板状、繊維状、針状、柱状等で、アルカリ金属の豊富なネフェリン閃長岩などのアグパイト質ペグマタイトに産出します。頻繁に双晶が見られるのも特徴です。
＜錐輝石(エジリン/Aegirine)＞
　ナトリウムと鉄を主成分とする輝石で、アルカリ火成岩中やそのペグマタイト中に多く産出します。ガラス光沢で暗緑色から黒が多く、マンガンを副成分として含有する亜種は赤褐色になります。柱状や針状の集合体を作るのが一般的です。

▲　エピディディマイトがスモーキーを照らす金色の光のように入っています。

▲　内包物の多さでわかりにくいですが、非常にクリアです。

▲▼　素晴らしい迫力とインパクト、そして美しさに唖然としてしまいます。

▲▼　縦横無尽に飛び交う光線のようです。

▲▼　トップ部分もエピディディマイトの白や金、長いもの、短いもの、弧を描くようにしなるものなど色々と観察できます。

▲▼　表面にも姿を現している細いエジリンの集合が、内部にまで突き刺さって内包されています。

▲▼　エピディディマイトの猛吹雪でエジリンが霞んで見えます。

▲▼　すごい密集度です。いつまでも見ていられます。