商品説明：
　淡いブルーのパキスタン産アクアマリンです。モスコバイトの隙間から所狭しと幾多のアクアマリンが顔を覗かせています。大きな塊から小さな結晶まで見応えがあります。
　沢山の結晶が見られる母岩付きアクアマリンです。ほのかに淡いブルーのものから、無色透明、うっすら黄色味がかったものまで、バラエティがあり楽しめます。小さいですがバイカラーらしき結晶もあります。アクアマリンの大きな塊部分は底面までぎっしりと詰まっていて、全体の体積の約半分は占めているであろうと思われます。ボリュームと見応えのあるとても楽しい標本です。

各鉱物の特徴：
＜アクアマリン(Aquamarine)/緑柱石(ベリル/Beryl)＞
　ラテン語で「海の水」を意味するアクアマリンは、ベリリウムとアルミニウムを主成分とする緑柱石が、微量の鉄元素の混入により淡青色に変化したものです。緑柱石は種にもよりますが、主に花崗岩ペグマタイトや石灰岩、雲母片岩などから産出し、条線を持たない六角柱状で多様な色調を示します。それぞれの色に対応した宝石名が付いており、濃緑色のエメラルド(Emerald)はクロム、黄色のゴールデンベリル(Golden Beryl)またはヘリオドール(Heliodor)は鉄、流紋岩で産出される赤いレッドベリル(Red Beryl)はマンガン、ピンクのモルガナイト(Morganite)はマンガンとナトリウムやセシウム、無色透明のゴッシェナイト(Goshenite)は着色元素ではないですがセシウムが混入しています。同じ鉄による発色でも、鉄イオンの結晶構造中の位置によって色調が異なってくるそうです。
＜白雲母(モスコバイト・マスコバイト/Muscovite)＞
　雲母(Mica)グループに属する白雲母は花崗岩およびそのペグマタイト、また微粒のものは片麻岩や結晶片岩に含まれ、無色、緑や赤味がかった灰色、褐色から白色で六角板状や葉片状、鱗片状の集合体で産出します。アルミニウムを多く含み、一方向の顕著な劈開 が特徴です。

パワーストーンとしての意味・効果：
＜アクアマリン(Aquamarine)＞
　精神を鎮め知性と明晰さをもたらしてくれる石です。許しと責任のバランスを取ることで、一貫性と楽観性を持たせてくれます。また、創造性やインスピレーション、霊視力を与えると共に、その表現の窓口となる第三の目と喉のチャクラも活性化してくれます。シールドとして、また恐れの感情を鎮めるのにも有効です。
＜白雲母(モスコバイト・マスコバイト/Muscovite)＞
　ハートチャクラを刺激し不安や不信を取り除くことで、無条件の愛を受け取るスペースを育んてくれます。また自己不信から脱却するために過去と未来を肯定的かつ楽観的に見れるようにもサポートしてくれます。さらに思考と感情の明確でスピーディな表現を助け、内外の問題を全てクリアに理解する能力を授けてくれます。

▲▼　上画像右部分（下画像下半分）にあるアクアマリンの塊は、モスコバイトに覆われた底面までぎっしりと詰まっています。

▲▼　良く見ると大小様々の沢山の結晶が頭を出しています。

▲▼　この塊部分は主に真横に横たわるアクアマリンが沢山くっついてできています。ＤＴも見られます。

▲▼　かなり淡いブルーですが上品で美しいです。

▲　真ん中やや下の小さな結晶の群晶はうっすら黄色く見えます。

▲　奥まっていて見にくいですが、真ん中に小さなバイカラーがあります。はっきりとした境界線が見えるので鉄分の表面付着によるものではなさそうです。