商品説明：
　リーベカイトの束を抱きかかえるようにして持ち上げる、マラウィ産の非常に面白い形状をした個性的な標本です。リーベカイトの何とも言えない独特の色合いと感触が病みつきになります。

各鉱物の特徴：
＜煙水晶(スモーキークォーツ/Smoky Quartz) - SiO₂ / Trigonal - ＞
　水晶中のアルミニウム・イオンが放射線に反応することにより、このように茶色又は黒っぽい色になります。この原理を利用した人工着色のものもありますが、いずれも安全性の面で問題はありません。こちらは天然の煙水晶です。光を透過させない程に黒い煙水晶はモリオン(黒水晶/Morion)とも呼ばれています。

＜リーベック閃石(リーベカイト/Riebeckite) - ☐Na₂(Fe²⁺₃Fe³⁺₂)Si₈O₂₂(OH)₂ / Monoclinic - ＞
　ナトリウムを主成分とするアルカリ角閃石の一種です。単斜晶形で色は黒〜灰・青色およびその中間色で、長柱状や針状、繊維状の結晶が主に広域変成岩中に産出します。繊維状の結晶はクロシドライト(Crocidolite)、マグネシウムに富むものは苦土リーベック閃石(Magnesioriebeckite)、マグネシウムとアルミニウムに富むものは藍閃石(Glaucophane)として分類されます。
※繊維状の角閃石類は、健康に害を及ぼすおそれがありますので、顔を近づけたり吸引したりすることのないよう、自己の責任においてお子様の手の届かないところに厳重に密封の上、保管・管理くださるようよろしくお願い申し上げます。

▲▼　一見双晶のような形状ですが、下のポイントが頭から上のポイントに突っ込んでいる状態です。

▲▼　手に余るほど分厚いリーベカイトの束を抱きかかえています。

▲▼　グレーがかった青緑に、酸化気味の褐色が乗った、実に独特な色合いです。妙にソフトで弾力のある手触りも癖になります。

▲▼　そこかしこからリーベカイトの束が顔を出しています。

▲▼　当産地らしい奇天烈でインパクトのある標本です。